■ 商業登記簿謄本の役割 |
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会社や法人は、法律の定めるところに従って「登記」をしなくてはなりません。 |
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では、その「登記」はどのような制度で、どのような役割をはたしているのでしょうか？ |
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社会において、会社などの法人は、資本や人材を集めて規模の大きい経済活動を行うことが可能な |
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大変重要な存在です。法人は法律によって、人間と同じように財産を保有し、売買や金銭の借入れ |
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などの行為をすることを認められた組織です。 |
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しかし、「法人」そのものは人間と異なり、目では見えない存在であり、会社の建物があってもそれは |
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「法人」とは異なります。取引の相手が会社の名前を語っていても、会社が本当に存在するのか、 |
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相手に十分な権限があるのかはわからないのです。 |
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取引相手がどんな会社なのか、（事業内容、資本金）がはっきりとわからない場合は、安心して取引が |
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できません。そこで、国家機関である登記所（法務局）に登記簿を備えて、商号・目的・役員・資本金等を |
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公示する事としているのです。 |
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登記制度は、その会社の信用を保持し、また取引の安全を保護する役割を担っています。 |
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会社の商業登記簿謄本を取得することで、以下のようなことがわかります。 |
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■その会社が本当に存在しているのかどうかわかる |
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■代表者・役員の氏名・住所がわかる |
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■その他、会社の履歴もチェック可能 |
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■ 商業登記簿謄本の見方 |
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商業登記簿には、全部事項証明書（＝謄本）と一部事項証明書（＝抄本）があります。 |
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全部事項証明書の中から必要な区を選択して、抜き出してきたものが一部事項証明書です。 |
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全部事項証明書、一部事項証明書ともに履歴事項証明書と現在事項証明書、閉鎖事項証明書の |
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3種類があります。それぞれ以下のような内容となっています。 |
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■履歴事項証明書：現在の登記の内容を含めて、過去3年分に登記された（変更された）情報
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■現在事項証明書：現在の情報 |
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■閉鎖事項証明書：3年以上前の情報（履歴事項証明書に載っていないもの） 何らかの理由 |
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（移転・倒産など）ですでに閉鎖された登記の情報 |
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商業登記簿は下記のような事項で構成されています。 |
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■商号 ：名称 |
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■本店所在地
：登記簿上の本店所在地 |
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■会社の設立年月日
：昭和○年○月○日 |
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■目的 ：業務内容
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■資本金の額
：金○○万円 |
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■役員に関する事項
：取締役、監査役の名前一覧。代表者については住所も記載されます。 |
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■支店 ：登記されていない場合もあります。 |
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■登記記録に関する事項
：移転・組織変更など |
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（移転の場合は移転先の住所、組織変更の場合には変更後の組織名が記載されます）
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